姑の方から縁を切ろうとする意図とは?
過去に縛られず幸せになってほしい
優しい人であれば、
真に嫁の幸せを願うからこそ縁を切るべきと考える姑もいます。
未亡人となってしまった嫁をいつまでも縛り付けておくのは、
嫁のためにならないと考えているからです。
亡くなった人間はもう帰ってきませんし、
配偶者を守ったり幸せにしてあげることもちろんもできません。
姑とつながり続けていれば、
新しく恋愛をしたり再婚したりすることにも遠慮が出るかもしれませんね。
息子のことを完全に忘れてほしいとまでは思わなくとも、
過去にとらわれず前に進んでほしい
と思う姑もたくさんいることでしょう。
自由になれば新しい良い人との出会いがあるかもしれないし、
その人とまた幸せな家庭を築くチャンスがあるかもしれません。
その邪魔をしたくないから身を引くという意味で縁を切ろうとするのです。
息子がいなくなった以上は他人なので関わりたくない
もともと嫁のことが好きではなく、
息子を奪った憎い相手くらいに思っている姑もまた、縁を切りたいと考えるでしょう。
息子と結婚した女性だから、
法律上は自動的に義理の親子関係にはなったけれど、
そこには情などないという人間も中にはいるはずです。
もしかしたら、「私が育てた息子なのに」
と息子の遺産相続の中心となる嫁のことを疎ましく思っている可能性だってあります。
嫁と姑どちらが遺骨を引き取るかで揉めたなんて話もありますし、
夫の死は縁を切る絶好のきっかけにも十分なり得ます。
もっとも、このような関係性の場合は
嫁の方も姑を嫌っている場合がほとんどだと考えられるので、
縁を切るのは願ったり叶ったりかもしれませんが。
それでは実際に夫が亡くなってしまった場合、
姑とどうやって付き合っていけばよいのでしょうか?
最初のページでは無理に付き合わなくていいよとお話ししましたが、
お子さんがいるケースだと少し事情が違ってきます。
その辺りも踏まえて実際問題としてどうすればいいかについて
お教えして締めくくろうと思います。
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