生活費を払わない姑、援助するべき?絶縁してもいい?
子と親は別世帯である
姑は旦那にとっては母親ですから、
確かに育ててもらった恩はあるかもしれません。
でも、結婚して家庭を築いているからには
息子であってもすでに別世帯の人間なのです。
現代の日本の民法では、
結婚をした時点で親の戸籍から抜け、
配偶者との新たな戸籍が作られます。
姑の戸籍上での扱いはあくまでも親族で、
厳密には家族ではありません。
たとえ同居であっても息子夫婦の家に世話になっている立場ですから、
自分の生活費くらいは払って当然のはずなのです。
無理してまで援助する必要はない
日本の民法には親族間の扶養義務が定められています。
親子間には扶養義務があるから
絶対に養わなければいけないと思いがちですが、
扶養義務には種類があり対象者によって内容が変わってきます。
- 生活保持義務…自分と同程度の生活をさせる義務。主に夫婦間、未成年の子に適用される。
- 生活扶助義務…自分の生活を維持しながら、できる範囲での援助をする義務。夫婦間、未成年の子以外の親族に適用される。
夫婦でも子でもありませんから、
姑が相手の場合は生活扶助義務にあたります。
姑は本来なら自活できるはずの大人なので、
自分たちの生活を犠牲にしてまで援助する必要はないのです。
援助を強制するなら絶縁も止む無し
姑が多額の援助を強制してきて
こちらの生活を脅かすようであれば、
絶縁することも視野に入れる必要があるかもしれません。
残念ながら親子の縁は切れませんが、
絶対に金銭的な面倒を見なければいけないという法律はありません。
平身低頭お願いしてくるならまだしも、
世話になって当然という態度なら甘い顔をする必要はないでしょう。
無理をしてでも助けたいような素晴らしい姑でない限りは、
自分の家庭を守ることを最優先するべきです。
「絶縁するというのはいくらなんでも・・・」と
抵抗があるという方もいると思いますが、
現実にはそうせざるお得ない場合もあります。
姑と絶縁することを考えている方には、
こちらのページが役立つかもしれません。
話を戻しますが、
生活費を負担させようとする姑を援助する必要は、
全くありませんのでご安心ください。
ただ、現実的には口で言っても聞かない姑もいます。
最後に、そんな時はどうすればいいのかについてお話します。
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